
相場で勝つためには、ゆっくり売買しないといけないらしいですね。
資金管理をして、分割売買を行っているならばなおさらです。
マーケットに振り回されちゃいけないということです。上げ下げを繰り返して方向が定まってくるものですからね。
下山敬三氏も板垣浩氏も林輝太郎氏も同じことを言っています。
特に、板垣浩氏の著書の中で言われれていることが印象的でした。
「この大末の買いは、やりかたは細かい分割で、目的はナンピンだろう。
ナンピンというのは平均値を下げることだ。
ところが、平均値が下がっていない。
だから無駄な分割をしているということになる」
(中略)
「わざわざ手間をかけて、細かい分割をするならば、それなりによい結果が なければならないわけだ。
この7回の分割では、その、よい結果が出ていない。
いま、暗算でやったんだが、平均値がまん中より2円か3円も高いというのは、たった30円か40円の範囲での分割では・・・
おこらないで聞けよ・・・下手すぎる、ということになる」
(中略)
「ついでだからもう少し言おうか。この分割の欠点を・・・。
早いんだ。下手な人ほと早い。ゆっくりやれよ」「まだはじまりだろう。はじめから急いだのではあとが続かないよ。
はじめはポツンポツンがいいんだよ。
いいかい。相場は逃げないんだよ。追っかけてはいけない。
待つ売買がいいんだ。待たなければいけないんだよ。ゆっくり待つんだ。
待つのはむずかしい。追うのはやさしい。誰でもできる。
やってるよ。ミーチャンハーチャンの投資家が。
ゆっくり・・・だよ。
意識的にやれよ。
出来てくるよ・・・」(自立のためのプロが教える株式投資 P204-207 「ゆっくり売買せよ」から引用)
この文章は、非常に印象的で、プロの相場師を目指す板垣氏がプロの相場師から試験を受けたときの言葉です。
そう。意識的にゆっくりと売買しないと行けないんです。
上記の文章を読むだけでも、この板垣氏の本はすばらしさが伝わると思います。
この文章以外にも、示唆に富む文章が多く、また、実践的にも役立つものが多いです。
相場と真剣に向き合うならば一度読んだほうが良いですよ。
マーケットは追いかけちゃいけない!
マーケットを追いかけて、右往左往しないことが相場で勝つための第一歩ということです。
下山敬三氏の株アカデミーでも、デイトレードのコースもありますが、基本は、1日1トレードと言っています。
1日1トレードというのは、それで十分ということもありますが、ぐっと堪える訓練でもあります。
むやみにエントリーしないためには、意識的にトレードを行なう必要があるんですね。
1年位かけて、そうしたトレードを実践して自分のものにしていきたいものです。
初回投稿 2016年11月17日
2018年9月追記
この記事の初投稿が2016年11月でしたね。約2年前。
そこから、下山さんの塾にも入り、トレードを実践しております。
勝てるようになったかといえば、負けなくなったという感じですかね。
ちょっとずつ投資資金が増えている感じですかね。
ゆっくり売買、追いかけない売買、待つ売買。
これらは、簡単なことなのですが、いざやるとなると本当にむずかしい。
トレードの真髄なのでしょうね。
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