
相場師に弟子入りして最初にやることは、新聞を読むことをやめること?
相場のプロの方は、トレードに臨むにあたり、情報をあえてシャットダウンしているらしいです。
それは、値動きの予想をしないからだと言われています。
過去の値動きをひたすら受け止めて、感覚を研ぎ澄ましていくためには、日々のゴシップ情報は必要ないという判断です。
この辺のことは、林輝太郎氏、板垣浩氏の著書に詳しく出ています。
私が現在、師匠と仰いでいる下山敬三氏も、情報に振り回されないトレードを実践しています。
私達も日々の雑多な情報に惑わされることなくトレードに励む必要があるんですね。
耳寄り情報をもとにしたトレードは百害あって一利なし!
雑多な情報というのは、
アナリストの株価予想
新聞に出て来る良いニュース、
悪いニュース
噂
2chの市況板やその他の掲示板などです。
正しいことを言っているかもしれませんが、それを判断できるのは、時間が立ってからです。
反対に注視しなければいけないのは
・雇用統計などの重要指標
・要人発言などです。
注視すると言っても、それをもとに値動きを予想するのではなく、取引を行うか、行わないかの判断をするということです。
値動きが激しくなりますからね。
だいたい、こういったものは、時間が決まっていますから、その時間帯を外せばいい。
なので、イギリスのEU離脱の国民投票の日や、アメリカ大統領選挙の日などは、結果はどうあれ、値動きが大きくなることは予想できたわけで、安全策を取るならば、トレードしないという選択肢が最も現実的な判断ということができますよね。
機会損失よりも実際の損失を回避することを最優先にしたほうがいいというのが、私の考えです。
怪しいと思えば、取引を手仕舞う方向に動くべきだし、取引を行うにしても、ポジションサイズは減らします。
どちらに動いても、冷静に対処できるサイズで相場に臨む必要がありますね。
ひたすら、値動きを受け止めて、余計な情報を排除する。
これが、私達が取るべき相場との向き合い方でしょうね。
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